【ICO失敗】ワナに嵌ったあるコインの話~前編

どんなに優秀な開発プロジェクトをもったICOでも罠にはまると失敗するのか?運命やいかに?
こんにちは、ノリヒロです。今回は【ICO失敗】第二弾をご紹介します。失敗の形はいろいろありますが、今回は開発・運営ともある程度伴っていながらの失敗となります。長くなるので、前後編、2回でのご紹介です。

不運なコイン【Ziber】

目次
①【Ziber】コインの特徴

②ICO開始に向けて順調な戦い

③突然のワナにはまる

①【Ziber】コインの特徴

概要
コイン名 Ziber ティッカー不明
タイプ ERC20(ETHブロックチェーン)
アルゴリズム PoW+PoS
最大発行枚数 1,000,000,000ziber
ソフトキャップ 不明
マスターノード 10,000ziber
ICO開始予定 2017年7月27日
終了予定 2017年8月6日(売り切れたら終了)
ICO後の使用用途
80%→ICO後の取引所上場で流す
10%→開発チームへ。数年間は凍結予定
10%→ETH、BTCを持っている人へフォーク
ロードマップ
①分散化されたアプリを使用する
(最初はPCで、翌々はモバイルで)
②PoW+PoSで、端末がノードになる
③トークンを通話料金として使えるようにする
④VOIP(ボイスオーバーIP)を使用する
(TCP/IPで音声データをやり取りする)
⑤全世界の人を対象とする

分散化されたZiberアプリを使用します。LINEやSKYPEみたいな感じですね。この時はまだPCのみでの対応だったようです。
料金のやり取りは、トークンで行う。マイクロペイメントですね。そして端末がノードになるということは、PCはもちろん携帯でもマイニングできる可能性があるということですかね。電話をしながらマイニングできるかもですね。そして全世界対応。マスターノードもあまり高くない。
さらに凄い事に、ICOが始まるまでは、お試し期間としてZiber経由で無料で通話ができる!!アプリ普及のためなのでしょうが太っ腹です。結構これ、条件のよいICOではないでしょうかね。ICO前評判も上々で、Bitcointalkでも、好印象な意見ばかりが目立っています。

②ICO開始に向けて順調な戦い

運営はICO前にこう言いました。
「我々は既にある程度の資金はある。アプリもある。それでもICOをするのは、プロモーションをもっとして拡販したい、インフラ整備を早くしたい、高水準の弁護士を雇いたいからだ」と。用意万端です。7月7日にBitcointalkをオープンしたのですが、評判も日を増すごとに高くなっていきます。
「こんな有望なコインなら、10日間の期間なんていらないだろう、すぐに売り切れるだろう。幸運を!」
「10%のフォークは素晴らしいアイディアだ!」
「Slackに入りたいんだけど」
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BitcoinTalkのプロフィールです。
イメージ、コンセプトもしっかりしています。

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とあるセミナー会場での一幕です。セミナーも活発。右側ブラウンさん、左側カウフマンさん。どちらも共同CEOですね。少しブラウンさんの目がヤバいのが気になります。ところが、7月半ばに入り雲行きが怪しくなってきます。

③突然のワナに嵌る

7月半ば、Bitcointalkにあるメッセージが入ります。
“Hi ,Just to clarify: the cofounder and CEO of TokenMarket is Ransu Salovaara Thank you”」(Hi、はっきりしておきたいんだけど、「TokenMarket」のCEOは「Ransu Salnovaara」だからね)そして、テレグラムには合わせるように「ZiberはScamだ!」という内容の発言が。

ziverの共同ceoさんが「我々はTokenMarketのceoになる(暗号通貨市場のトップになるの意味)」という発言をしていたのですが、これをわざと「TokenMarket.netという会社のceoになる」という曲解をして、拡散。人の会社を乗っ取るような発言をするceoの会社はscamだとこじつけたのです。

そのコメントを境に、このプロジェクトはscamでは?というコメントが見られるようになります。GIThubにコードをアップしたのですが、「GIThubのコードはデタラメだ。全く機能しない」といったコメント。確かにコードは間違っていた部分もありましたが、逐次修正している最中でした。ico後でもコードを発表しないところがあ
るのを考えると、かなり進捗あると思います。それをscamとまでいってのける、悪い流れです。

また、「最大発行枚数が1億ZIBERとホワイトペーパーにあるのに、ある発言では一億ユーロ発行するといっている。発行枚数が明らかに増えている。公称より上乗せし、運営がピンハネするともりではないか」といったコメント。おそらく言い間違えだと思いますが、揚げ足をとられまくっています。

運営も一つ一つ真摯に対応していたのですが、徐々に勢いがなくなります。icoの格付けも下がって行きました。icoがはじまる前に、すでに風前の灯火。一体どうなってしまうのか?
次回はワナに嵌ったあるコインの話~後編です。

ありがとうございました。

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